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加治 芳行; M.Roedig*; 菊地 賢司
Int. J.Press. Vessels Piping, 75(15), p.1065 - 1074, 1998/00
被引用回数:2 パーセンタイル:31.91(Engineering, Multidisciplinary)鉄基超耐熱合金Alloy800を用いて種々の温度応力条件下でクリープき裂伝播試験を行い、DEN(Double-Edge Notched)及びCT(Compact Tension)試験片の高温でのき裂伝播速度の評価に対して、Qパラメータを適用した。Qパラメータを積分することにより求められるパラメータを用いて種々の温度応力条件下でのDEN、CT及び平滑試験片のクリープ破壊時間を評価した。その結果、Alloy800のDEN試験片の結果より求めたQパラメータによってCT試験片のクリープき裂伝播速度を異なったデータバンドとして評価できること、クリープ破断時間に及ぼす試験片形状及び荷重メカニズムの影響をQパラメータを積分することにより求めたパラメータにより比較評価できることを明らかにした。
菊地 賢司; 加治 芳行; 倉田 有司
Proc. of Int. Conf. on Materials and Mechanics'97 (ICM&M'97), p.607 - 612, 1997/00
Ni基耐熱合金ハステロイXRを用いて、高温クリープ変形及びクリープ亀裂進展試験を行い、試験片の形や荷重負荷形式間における破断時間の相違を、温度、応力パラメータで特性化した。用いた試験片は両側切欠き付き平板、中心孔付き平板、内圧円筒、切欠き付内圧円筒、CT、丸棒である。両側切欠き付き平板の高温クリープ試験(850-950C)よりクリープ亀裂成長速度より定式化したQパラメータを積分して得られる破断までの時間は、形式的に平滑材のラーソンミラーパラメータと同じ形に表現できるので、これを用いて、各試験片の破断時間を比較できる。このとき定数Cはそれぞれの荷重負荷形式によって異なる値をとるため、最適化する必要がある。その結果、C=18.5を得た。すなわち、ハステロイXRの場合には、T(logt+18.5)を用いれば破断時間特性を比較できることがわかった。Tは温度、tは破断時間である。
加治 芳行; 菊地 賢司
日本材料強度学会誌, 30(2), p.59 - 73, 1996/00
高温クリープ条件下で使用される高温機器において、供用中に発見されるき裂について伝播特性をあらかじめ把握し、引き続く高温荷重に対する余寿命を推定する手法を明らかにすることは実用上重要である。本論文では、Fe基耐熱合金のAlloy800を用いて、種々の温度・応力条件下でのクリープき裂伝播試験を行い、Qパラメータを求めき裂伝播速度を評価した。また超高温延性材料であるAlloy800とNi基耐熱合金のハステロイXRに対して、同一のQパラメータ及びクリープ積分Cパラメータによってき裂伝播速度を比較評価した。さらにQパラメータによって表されるパラメータによって、両材料のクリープ破断寿命を比較評価し、このパラメータによって、材料による特性の相違や試験片の形状効果等を評価できることを明らかにした。
加治 芳行; 菊地 賢司; 横堀 寿光*
Engineering Fracture Mechanics, 50(4), p.519 - 528, 1995/00
被引用回数:5 パーセンタイル:30.08(Mechanics)ハステロイXRについて高温クリープ条件下のき裂伝播速度をQパラメータおよびCパラメータによって評価し比較検討した。さらにQパラメータから導いたクリープ破壊寿命とひずみ速度との関係は、平滑材と切欠き試験片のクリープ破壊寿命を比較評価することが可能であることを示した。Qパラメータによって表されるクリープき裂伝播速度式を積分してLarson-Millerパラメータと形式的に同一のパラメータが導かれるが、これにより平滑材と切欠き材のクリープ破壊寿命を同一のパラメータにより比較評価し、クリープ破壊寿命に及ぼす切欠き効果を明らかにした。
加治 芳行; 菊地 賢司; 菅江 洋行*; 横堀 寿光*
日本機械学会論文集,A, 58(548), p.515 - 519, 1992/04
超高温領域に適用可能なハステロイXRを用いて、クリープき裂進展に対するQパラメータを求め、余寿命評価への適応性を探った。その結果、以下のことがわかった。(1)ハステロイXRのクリープき裂伝播速度は、アレニウス型の温度依存性を示し、Qパラメータによって初期からよく評価できる。(2)異なった形状の試験片のき裂進展をQパラメータにより記述できることにより、超高温領域での構造設計手法における余寿命評価法として適用可能である。(3)ハステロイXRと他の材料のQパラメータを比較した結果、各係数の値は、材料のクリープ延性的性質に対して一定の傾向をもって変化している。